平成23年5月10日(火)
錦秀会グループでは 「やさしく生命(いのち)をまもる」 の理念の下に、東日本大震災により被害にあわれた皆様に強い支援の気持ちを表す実践活動としてグループ内職員が被災地を直接訪問のうえ、救援物資、あるいは器材持込みでお食事のご提供をさせていただいております。
第二回目のレポートは石巻市牡鹿半島小渕浜での支援活動をご紹介させていただきます。
今回訪問させていただいたのは石巻市の東、牡鹿半島の小高い丘にある「小渕浜」です。
石巻市の中心から東に遠く、牡鹿半島に位置する地域で震災後の途中の道も険しいため物資の届きにくい孤立した小さな地域でした。
震災に見舞われたこの地域は港の入り江に近い箇所が津波で酷い被害をうけましたが高台にあるたった一軒のコンビニエンスストアが奇跡的に残り、そこを起点として地域の皆様が災害対策本部を設立、震災後は小さいながらも地域の住民のかけがえのない拠り所として「生命(いのち)」を支えてきました。
錦秀会グループは小さくマスコミにほとんど知らされないこの事実を真摯にうけとめ、救援活動を決定。
4月29日に当地を訪問させていただき地域の皆様と膝を交え、ささやかなお力になれるよう活動させていただきました。
小渕浜(こぶちはま)は石巻市中心部から遠い牡鹿半島にある静かな地域です。
(赤いカーソルのマークの場所です。)
高台に奇跡的にたった一軒残ったコンビニエンスストア「COCO」。救援物資の授受や配給、また、連絡先としてここが地域の皆様の「生命 いのち」を守る砦となりました。
地域の皆様をささえてこられたコンビニのオーナー遠藤とよ子様(写真右から4番目)と地域の皆様、ならびに錦秀会グループとご縁の深い古川電気工業㈱の茂泉勝弘社長(写真右から2番目)とそのスタッフの皆様のご協力により、今回の活動が実りました。
錦秀会グループのスタッフは地域の皆様の情報と暖かいご協力をいただきながら 早急に設営の準備にとりかかりました。
活動当日。お食事はできるだけ沢山の皆様に喜んでいただけるようご用意いたしました。 そして、なによりもいつも「心をこめて」を忘れずにお作り致しました。
地域の皆様からは「ありがとう」との暖かいお言葉を頂戴し大変貴重な活動になりました。 そのお言葉をこれからの活動のエネルギーとして大切にし続けていきたいと思います。
最後に、救援活動にご協力いただいた地域の皆様、古川電気工業㈱のスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。
錦秀会グループ